4月2日

壊れた取っ手

「この取っ手、壊れちゃったんだけど直らない?」・・・と、知人が店にやって来ました。
これは、バターと小麦粉を混ぜる時に使う調理用の道具だとか。
どうやって使うのかを聞いて見ると構造的に少し無理のある設計に気がつきます。
600円で手に入れた道具は力を入れて作業をすると直ぐに壊れ、たまたま不良品に
当たったかと勘違いした知人は、また同じものを購入し、これも同じように壊れたのだそうです。
通常ならばこれであきらめてゴミ箱にポイかも知れません。
ですが、どうにかして使い物にしたい知人は試行錯誤をしてから、私のところへやってきたのです。

最近よく考えるのです。価格破壊は「安くて良い物」を生んだのではなくて
「賞味期限の短い粗悪品」をいかに安く作れるかを競争させた結果、
自分たちの首を自分で閉めているのではないのかと。
木馬なんかを、のんびり作っているせいでしょうか?
考え方は色々あって当然だと思いますが、私は少々値が張っても長い間使える物の方が良いです。

たまたまあった端材を削って取っ手にしたのですが、なかなか良い道具になりました。
「安くて良い物」は探し歩くだけではなく、ちょっとした「手仕事」を加えると
見つける事が出来るのかも知れません。