7月22日

サイズ違いのお子様椅子


 お子様椅子の高さ変更の注文を受けました。玄関に置いて使うのだそうです。そうするとオリジナルのH20センチは低いので約10センチの座面高アップとなりました。
 一般に既製家具のサイズ変更は作り手にしてみると、容易な事ではありません。故にお客様からすると、かなり割高に思えてしまいます。これには理由があります。一つの家具を何人もの職人で製作している大手工場だと、ライン通りの仕事ではないイレギュラーは苦手で、例えば家具の高さを1センチ変えるだけでも図面上の変更点は数十箇所に及ぶのです。この事を何人もの職人にすばやく的確に支持を出すのは容易ではありません。大量生産・ローコストに個別注文は不向きなのです。
 そのてん、一人で運営している家具工房は大手に比べて小回りが利きます。当然ですね。さらに、お客様と作り手が直接話し合うことで、よりお客様の意向に沿った特注家具をお届け出来、作り手からしてみても製作意欲がわくのです。





 ご注文頂いたお客様から、「このまま脚を長くすると広がり気味になるのでは?」との質問を受けました。全くその通りで、何も考えず脚だけを長く作ると不恰好な椅子になってしまいます。座面の穴あけ角度を変えるか、穴あけ位置を動かすかしなくてはなりません。今回はバランスを考えて、角度と穴あけ位置の両方を変更しました。