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ここ数年、携帯型のゲームで遊ぶ子供達をよく見かけます。これらのソフトは大変上手に出来ていて、子供に限らず大人までもが夢中になるのが良く分かります。私が子供の頃には到底信じられない面白い「遊び」を大人達の手によって、いとも簡単に与えられている事に、恐怖すら感じられます。こんなことを言うと、時代遅れと笑われるかも知れませんが、恐れられるのは、手仕事の技が衰退しているように、与えられる事によって、伸びる芽を摘んでしまっているのではないかと言う危惧です。
小学生だった頃の私は、一日中小枝をサンドペーパーで磨いてみたり、ガスコンロで熱した釘を金づちで叩いて変形させたり、一人で遊ぶにも事を欠かず、自分で見つけた小さな感動の「どきどき」を自身の手で、見つけ、実行していました。
カンナやノコギリを上手に使うのは、大人でも難しいものです。木を削る時に、出てくるカンナ屑と、「シュルシュル」と言う音、手に伝わる心地よい感覚。この「どきどき」を体験した人は多くはいないと思います。自分の手で「どきどき」しながら作った作品は、実際に使う事も出来、この貴重な経験は、今後お子様の成長過程で、何らかのヒントとなる事でしょう。 |